2021年10月1日 (金)

黒川創さん小説『旅する少年』、黛まどかさんエッセイ『暮らしの中の二十四節気 丁寧に生きてみる』出版のお知らせ

『Web新小説』連載作品から2冊の本が10月に発売されることになりました。春陽堂書店ECサイトほかで予約受付を開始しておりますので、ぜひお買い求めください。





1冊目は、2021年4月号で最終回を迎えた黒川創さんの書き下ろし回想記「旅する少年」です。大佛次郎賞を受賞した作家・黒川創さんが旅に取りつかれた少年時代を振り返る渾身の作品。自ら撮影した当時の写真や資料とともに、忘れえぬ人々との出会いを描きます。

この「世界」の輪郭を確認したかった。
一九七三年、十二歳の少年は、熱に浮かされたように、日本全国への旅を始めた。 デゴイチ(D51)、シゴナナ(C57)などと呼ばれた、消えゆく蒸気機関車を追いかける旅の中で、少年は「忘れえぬ人びと」「忘れえぬ風景」と出会う。中学卒業までの四年間に繰り返した北海道や沖縄などへの旅を通して、少年の「世界」は広がっていく。

■著者
黒川創(くろかわ・そう)
作家。1961年京都市生まれ。同志社大学文学部卒業。1999年、初の小説『若冲の目』刊行。2008年『かもめの日』で読売文学賞、13年刊『国境[完全版]』で伊藤整文学賞(評論部門)、14年刊『京都』で毎日出版文化賞、18年刊『鶴見俊輔伝』で大佛次郎賞を受賞。近著に『ウィーン郊外』『もどろき・イカロスの森 ふたつの旅の話』がある。

■書籍概要
『旅する少年』 黒川創
体裁:四六判・上製
価格:2,600円+税
発売予定日:2021年10月7日
版元:春陽堂書店
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2冊目は、2021年8月号で最終回を迎えた黛まどかさんのエッセイ「俳句で味わう、日本の暮らし」です。 こちらは装いも新たに『暮らしの中の二十四節気 丁寧に生きてみる』という書名にて、10月中旬の発売を予定しております。
節気や節句を詠んだ俳句を鑑賞しながら、美しい日本の四季を味わい、先人への思いを綴るこのエッセイ。書籍では『Web新小説』掲載作品に未掲載作品も加わります。詳細が決定しましたらお知らせいたしますので、ぜひこちらも楽しみになさってください。
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