Web新小説

文芸のチカラを信じて
──── 2022年2月1日からの『Web新小説』

新型コロナウイルスは暮らしを変えました。
私たちは正体不明の脅威におびえて、不透明な時間をうつうつと過ごして来たのです。自分やものごとの真実を見失ってしまうのではないかと危惧を抱く時間から脱却できていません。
さて、そんな時、文芸に何ができるのか。
ふり返れば、文芸はいつの世も言葉によって我々の心を強く動かしました。読み継がれる力を持ってきました。
時代も国も越えて、作家や主人公の言葉や生き方が生きる糧となってきたのではないでしょうか。
その感動を「共感」と呼ぶなら「共に感じる」行為が、自身の考える力、行動する力になると考えます。行動の先に明日が見えてきます。
「厳しい今を生き抜く力は文芸にある」
そんな文芸の明日を拓くチカラを信じて「新小説」はリニューアル。
広く訴えるために走り続けます。

編集長 岡﨑成美

本誌に掲載された作品に、現在では差別的とも受けとられかねない表現がありますが、時代背景に鑑み、また作者の意図からして差別を助長するものではないと考え、原文通り掲載いたしました。

それぞれの原稿内容は、著者の見解であり、主観に基づく内容も含まれていることがあります。弊社は政治的思想的には中立の立場です。