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8月の巻頭エッセイ

『 俳句で味わう、日本の暮らし 』

黛まどか

俳句で味わう、日本の暮らし

黛まどか

第十九回 重陽

重陽は旧暦九月九日の行事で、五節句の一つ。陰陽説で奇数は〝陽〟の数字とされているが、その極の〝九〟が重なることから〝重陽〟〝重九〟と呼ばれる。人日、上巳、端午、七夕、重陽の五節句の中で最も重要とされる。ちょうど菊が咲く季節なので、〝菊の節句〟〝菊の日〟ともいう。

もともとは中国の行事で、古代中国ではこの日、茱萸しゅゆを入れた袋を持って山に登り、茱萸や菊花を浮かべた酒を飲んだり、茱萸を手折って頭に挿したりして災厄を祓った。

日本では、平安初期に宮廷の行事となり、毎年重陽の節句には〝菊花の宴〟が開かれ、菊を飾って愛でながら、〝菊の酒〟を飲んだ。また〝菊の着綿〟といって、重陽の前日、御殿の南階に植えた菊の上に真綿を置き、一晩外において露を含ませたものを、重陽の日の祝い物とした。菊の露を含んだ綿で身体を拭くと、長寿を保つとされた。

陰暦九月は農家にとっては稲の収穫期で、東北地方では九月の三度の九の日(九日、十九日、二十九日)を

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潔癖症で喫煙家だった泉鏡花。病を引き寄せたのはその生活習慣だった

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町田康のパンク山頭火ラヂオ

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