Dr.よねやまの芸脳生活

米山公啓

医学ミステリー「芸術家の生き様を医学で考える」を好評連載中の米山公啓さん。2022年5月1日(日)配信の5月1日号は武者小路実篤の2回目です。90歳まで長生きをした実篤は執筆の傍ら、盛んに絵を描いていました。絵画を描くという行為は創造性が高いので、認知症予防の効果が高いと言われていると米山さん。そこで今回のYouTubeレクチャーは「絵を描くと脳にどんな影響があるのか」について考えます。

物事を見たとおりに描くことができることは才能(遺伝子)による割合が多いそうですが、上手に絵を描くことを意識せず、好きなように絵を描くことができるようになれば、楽しみが広がり、脳に良い影響を及ぼすと米山さんは分析します。

絵を描くことで、観察能力が上がり、記憶力も高められ脳に刺激が与えられます。しかも作品として完成させることで達成感が得られ、意欲が持続。また、集中して取り組むのでストレスを発散することもでき、どうやら絵を描くことは脳の活性化にはいいことずくめの趣味のようです。

小さいスケッチブックに水の入ったペン(ウォーターブラシ)を携え、スケッチに出かけるのが米山流。現役の医師である米山さんの分かりやすい解説で、みなさんも絵を描いて脳の活性化にトライしてみませんか? 恒例になった質問コーナーは今回も明解に、読者の悩みに答えてくれます。どうぞお見逃しなく。

動画は毎月更新で『Web新小説』で連載予定。アーカイブはもちろん『Web新小説』でご覧いただけます。医学ミステリー「芸術家の生き様を医学で考える」と併せてお楽しみください。


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米山公啓

作家、医師(医学博士)。1952年山梨県甲府市生まれ。聖マリアンナ医科大学医学部卒。聖マリアンナ医科大学にて医療・研究に従事する傍ら、医学ミステリー、小説、エッセイ、医学実用書の執筆を手がける。1998年、同大内科助教授を退職。現在は米山医院で診療を続けながら精力的に執筆を行うほか、講演会や健康番組のコメンテーター、医療番組・映画の企画や監修など活動は多岐にわたる。『健康という病』『脳がみるみる若返るぬり絵』『長生きの方法〇と×』など、著作多数。日本脳卒中学会評議員、日本ブレインヘルス協会理事、日本推理作家協会会員など役職も多く務める

公式ウェブサイト   http://yoneyamakimihiro.main.jp/

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