待ってました! 黙阿弥歌舞伎への招待
春陽堂書店Web新小説編集部
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名場面、名台詞の朗読とGIFアニメで、河竹黙阿弥の人気狂言をお楽しみいただく「待ってました! 黙阿弥歌舞伎への招待」。第11弾の2月1日号は、江戸の極悪人「村井長庵」の物語をお届けします。
“江戸歌舞伎の大問屋”と呼ばれ、数々の名作が上演されている河竹黙阿弥。2月1日号で登場するのは「村井長庵」です。本作は黙阿弥47歳のときの作品で、代表作として定評のある世話物ですが、それほど多くは上演されていない演目です。
第6弾「髪結新三」にも登場した大岡越前守忠相は名裁きで有名ですが、そのほとんどは後世につくられたものだそうです。吉宗の時世に足掛け20年名奉行として活躍したことから、大岡政談としてたくさんの御裁きものがつくられました。テレビドラマや映画で有名な「大岡越前」もこの流れからうまれたものです。
村井長安は悪のなかの悪、己の欲のためにためらわず悪行を重ねる男です。上演が多くないのは、そうした内容のためかもしれません。しかし世話物芝居としての面白さが満載です。 朗読は歌舞伎役者・坂東彦三郎、脚本は映画「武士の家計簿」の柏田道夫、絵は歌舞伎のイラストでおなじみの辻和子。さあて、そろそろ幕開きの準備ができたようです。どうぞ、最後までごゆっくりとお楽しみください。
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