いま、ここに、詩の言葉を ――東日本大震災から10年
和合亮一
知らないうちに
和合亮一
にわか雨が
乗りこんできて
隣の席に座った
どこの駅まで
一緒に乗るのだろう
涙が止まらないのだ
知らないうちに
知らない街で暮らして
知らないうちに
知らない誰かになって
知らないうちに
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