週末のアルペジオ
三角みづ紀
週末のアルペジオ
寡黙な森
三角みづ紀
たどりつく
生きていようが
終いであろうが
乱立した木々は膨張する
いのちが騒がしい
掻きむしれば
この腕からも血が流れた
しずかな喧騒のなか
熱を帯びた感情が
走れ、と結論づける
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