2021年3月1日号 【特集】いま、ここに詩の言葉を――東日本大震災から10年 暁方ミセイ 新井高子 カニエ・ナハ 白井明大 管啓次郎 TOLTA 宮尾節子 四元康祐 和合亮一 渡辺玄英
春陽堂書店Web新小説編集部
いま、ここに、詩の言葉を
――東日本大震災から10年
私たちはこの10年をどのように生きてきたのか。
震災から10年後の今、私たちは抜け出せないコロナ禍にいる。
この10年で、言葉はますます切れ切れになり、対立を深める道具のようになった。
記憶から切り離された言葉が、人と人との対立を煽った。
言葉は本来、記憶とともに幾層にもなって紡がれていくもののはずだ。言葉に瞬間的に反応するのではなく、言葉の層に入り込み、考え、咀嚼し、深めること。
震災から10年、あの時からの記憶とともに紡がれた詩の言葉をここに置きたい。それを発するその声とともに。私たちから失われた言葉を、私たちの未来につなぐために。
この10年、震災を、東北を、それぞれの場所から問い続けてきた9人と1ユニットの、詩の競演です。自作の朗読動画とともにお届けします。
あなたは「テキスト」から読みますか? それとも「朗読動画」から味わいますか?
「詩のタイトル」をクリックすると各作品のテキストに、「動画はこちら」をクリックすると朗読動画が再生されます。「詩人の名前」からプロフィールを参照できます。
Web新小説ならではの詩の特集をどうぞお楽しみください。
いま、ここに、詩の言葉を
――東日本大震災から10年
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