2020年11月1日 (日)

谷川俊太郎さんと三角みづ紀さん「60分オンライン対談と朗読」登場! 11月号のコンテンツを配信しました

11月1日(日)、『Web新小説』では11月号(創刊10号)のコンテンツを配信しました。

『Web新小説』で「最少の言葉で詩作する試み」を連載中の谷川俊太郎さんと、5月号から「週末のアルペジオ」を掲載している三角みづ紀さんのオンライン対談が実現しました。東京と北海道、二人の詩人がつながり、詩について、言葉について、自由に伸びやかに語り合う60分のスペシャルコンテンツです。しかも、お二人の新しい詩集や『Web新小説』掲載詩から10編もの詩の朗読も。まさに二人の詩人が紡ぎだす言葉の宇宙が十二分に体感できる番組になりました。お二人の掲載詩と併せて、ごゆっくりお楽しみください。

11月号も快走を続ける町田康さんのエッセイ「寺子屋山頭火」は連載第10回。せっかく得た図書館員の職を辞めてしまう山頭火。その決定的な理由は、母親の死にあるのではないかと町田さんは言及します。11歳の山頭火に衝撃を与えた母の死。町田さんの全力アプローチがいよいよ冴えわたる11月号の「寺子屋山頭火」。YouTube「町田康のパンク山頭火ラヂオ」と併せてお楽しみください。

黒川創さんの回想記「旅する少年」は連載7回目。中学生になっても相変わらず、東北、北海道と隙を見つけては旅に出る少年。「アンノン族」と呼ばれる旅好きOLと同道したり、SL撮影行で知り合った仲間と「サッポロビール園」に行ったり、貴重な資料や画像から少年の記憶が蘇ってきます。極寒の北海道、凍てつく大地の洗礼を受けながらも、なんとか当時の人気ドラマ「傷だらけの天使」最終回を観ようと知恵を絞るくだりは圧巻です。今回も13,000字を超える長編でお届けします。

故岡本行夫さん、黛まどかさん、米山公啓さん、玉木正之さん、桑原茂夫さん、増田伸也さん、下平咲さん、多彩な執筆陣の連載は11月も絶好調。『Web新小説』ならではのユニークな動画コンテンツも併せて、どうぞ、じっくりと読書の秋をお楽しみください。

▶最新号のコンテンツはこちら