2021年4月1日 (木)

『美術世界』が「会員限定閲覧ルーム」に登場。4月号配信コンテンツと併せてお楽しみください

昨年9月からサービスを開始し、好評を得ている「会員限定閲覧ルーム」にこのたび、美術雑誌『美術世界』が登場します。

『美術世界』は明治時代から大正時代にかけての日本画家・渡辺省亭が編集主任をつとめた美術雑誌です。月岡芳年、竹内栖鳳、河鍋暁斎、葛飾北斎、菱川師宣、歌川豊国、喜多川歌麿、歌川広重ほか、現存する有名画家に絵を描いてもらい、それらを掲載することで、後進たちの意匠修練の模範となるようにと企画され、弊社春陽堂書店から出版されました。流派を問わずさまざまな画家が描いていることが特徴で、古画の縮模や翻刻も行われました。「木版彩色奉書摺」という当時一流の彫師と摺師と協力した美しい多色摺木版で印刷され、明治の美術雑誌の中でも格調高いものとして知られています。

2021年3月27日(土)~5月23日(日)には、東京藝術大学大学美術館にて渡辺省亭の全貌を明らかにする初めての展覧会「渡辺省亭―欧米を魅了した花鳥画」が開催されます。この展覧会でも渡辺省亭の功績と一つとして『美術世界』が紹介されています。

『Web新小説』では今回この『美術世界』全25巻を電子書籍化。「会員限定閲読ルーム」にアップしました。会員に登録すると、特別なソフトやアプリをダウンロードすることなく、ウェブブラウザ上で動作する専用ビューアにて閲覧可能です。もちろん、通常コンテンツ4月号もはますます充実のラインナップ。併せて、どうぞ、じっくりとお楽しみください。

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