2021年8月1日 (日)

藤沢周さん連作書き下ろし短編小説②「無宿」を掲載、黛まどかさんエッセイと伊藤比呂美さん対話型インタビュー最終回、2021年8月号のコンテンツを配信しました

本日2021年8月1日(日)、『Web新小説』では8月号のコンテンツを配信しました。

8月号では藤沢周さんの短編小説「無宿」が掲載になりました。著者と思われる主人公が、今度は鎌倉の山をさまよい、ある寺に辿り着きます。そこで、かつて訪れた佐渡・無宿人の墓の記憶が鮮烈に蘇ります。6月号から隔月で連載が始まった藤沢さんの連作小説館の2回目。ミステリアスな展開にどきどきが止まりません。藤沢さんの小説世界を今回も存分にお楽しみください。

また、『Web新小説』創刊号から19回の長きにわたり、ご愛読をいただいた黛まどかさんの「俳句で楽しむ、日本の暮らし」は今号が最終回。菊の節句ともいわれる「重陽」に関連した名句を鑑賞していきます。自然の恵みの豊かさ、俳句の奥深さを私たちに教えてくれたこのエッセイ。連載終了はとても残念ですが、『Web新小説』未掲載作品を加えて、今年10月に書籍化の計画が進んでいます。ぜひそちらもお楽しみになさってください。詳細が決定しましたらお知らせいたします。

伊藤比呂美さんのへの対話型インタビュー「比呂美の庭」最終回は「書くこと、書きつづきけること」がテーマ。作家にとって最も重要な創作について、担当編集かなりが大胆にインタビューしていきます。創作活動と切り離せない思考へと話は展開し、対話はどんどんと深まっていきます。今号も伊藤さんの魅力が満載のインタビュー。ごゆっくりとお楽しみください。

谷川俊太郎さん、三角みづ紀さん、三遊亭兼好さん、大高郁子さん、北大路翼さん、米山公啓さん、假屋崎省吾さん、大和久勝さん、多彩でユニークな執筆陣の連載は今号も酷暑を吹き飛ばすような大活躍。『Web新小説』ならではの動画コンテンツと併せて、じっくりとお楽しみください。

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