2021年1月1日 (金)

外交評論家・岡本行夫さんの『フォト小説 ハンスとジョージ 永遠(とわ)の海へ』出版のお知らせ

『Web新小説』2021年1月号で好評のうちに最終回を迎えた岡本行夫さんの「スーパーフィッシュと老ダイバー」。装いも新たに、『フォト小説 ハンスとジョージ 永遠(とわ)の海へ』として、2月、春陽堂書店から書籍化されることになりました。

岡本さん撮影による『Web新小説』未掲載の海中写真を新たに加え、A5判オールカラーの書籍にしてお届け致します。連載の余韻を楽しみながら、いつも手元に置いて読み返したい美しい本に仕上げます。

春陽堂書店ECサイトほかで予約受付を開始しております。ぜひ、お買い求めください。

■本書について
日本外交の一翼を担った外交評論家・岡本行夫。惜しくも2020年4月24日、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった。
だが、我々がふり返らねばならない彼の足跡は、外交上の成果だけではない。
本書は、生前、自ら命名したフォト小説という新しいジャンルの作品だが、この『ハンスとジョージ』にこそ注目の必要があるのだ。
本文を飾るのは30年以上通った紅海の美しい海中写真。選りすぐりの40数点を掲載した。
そして、生命と愛にあふれた切ない物語が紡がれる。
ストーリーの横軸は、愛すべき老ダイバー・ハンスと仲間になじめないナポレオンフィッシュ・ジョージとの交流。縦軸には細やかな家族愛が描かれる。
通奏低音として流れるのは人間による地球破壊を憂える視点だ。
小川未明の童話に影響を受けたという岡本。
最終章「ハンスの死」は涙があふれて止まらない。

―春陽堂書店 エディトリアル・プロデューサー 岡﨑成美―

■書籍概要
タイトル:『フォト小説 ハンスとジョージ 永遠とわの海へ』
体裁:A5判・並製
価格:1,800円+税
発売予定日:2021年2月10日

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