2021年11月17日 (水)

黒川創×梯久美子トークイベント【世界の「輪郭」と「境界」をめぐる旅】が行われました

 11月13日、『旅する少年』の刊行を記念し、著者である黒川創さんとノンフィクション作家である梯久美子さんとのトークイベントがオンライン配信にて開催されました。
 【世界の「輪郭」と「境界」をめぐる旅】と題したこのイベントでは、互いに「乗り鉄」「撮り鉄」であり、鉄道の旅を描いた二人の作家による旅にまつわる話は尽きることがなく、対談は大いに盛り上がりました。

 同学年であるお二人が、旅に魅せられた少年少女時代を振り返ることからトークはスタート。お互いに両親が共働きで、どこか居場所がなかったという似た境遇を過ごしたということもあり、世界と自分の間を埋めるために旅をする、という黒川さんの旅する理由に、梯さんはおおいに共感したと語ります。

 梯さんの出身地である北海道にも、少年時代に訪れたことがある黒川さん。1970年代の北海道について、北海道の女性は自立していて、旅行者にも寛容的だったと印象を語ってくれました。開拓地である北海道は鉄道の旅には欠かせない土地だそうです。

 『旅する少年』では少年時代の自分の旅をセンチメンタルに書くのではなく、裏付けのあることを書きたかったという黒川さん。京都の実家に当時の旅の資料である、写真や切符などが大量に保管されていたので、それを生かすことができたそうです。旅を描くことを通じて、家族や父親を印象的に描いていることがとても興味深かったとは梯さん。

 SL、廃線、切符、カメラなど懐かしい思い出を交えながら話してくれた今回のトークイベント。ご参加いただいた方々からも、面白かった、自宅にいながら旅情をかきたてられたと好評でした。

 『Web新小説』では「旅する少年」のバックナンバーをすべてお読みいただけ、本には掲載されていない写真もご覧いただけます。
 また、今後も『Web新小説』の主催で、文学や読書を愛する皆様にご参加いただけるようなさまざまなイベントを企画して参ります。どうぞお楽しみに!

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